Rというイベント

R 9creaters exhibition
R 9creaters exhibition

 イベントRを終えてから、はや20日が過ぎました。その間、百貨店への出品もありブログ更新が今頃となってしまいましたが、このイベントの余韻を今なお感じています。

 当初、実力ある作家の皆さんを差し置いて、私が一人10畳の和室を演出することには恐縮したし、力不足であることは否めませんでした。だから、和室に動画を流す提案、その動画の撮影と編集、作品展示に重要な照明や家具の設置など、たくさんの方々の協力があったからこその展示であったと言えます。また趣ある建物や設え、庭の美しさが私の作品を大いに引き立ててくれて、私自身にとっても刺激的な日々となりました。

 このイベントでは、何か大きな力が働いていた感覚を今なお覚えています。声をかけていだいたこともしかり、和室の演出を任せていただいたこともしかり、多くの方との出会いや古い友人との再会があったこともしかり。月をテーマにし、書と絵を組み合わせて演出したことも以前から試みたかったことだったので、大変嬉しかったです。実は声をかけてくれたK氏が、「和室を演出してほしい、書も展示してほしい、月の書を書いてほしい」と課題を与えてくれたのですが、その課題をもとに自由に創作を広げていくことができたし、静かに見守ってくれたことで玲翠の空間を完成することができました。

 最後に、作品から何かを感じて受け取ってくださった皆様に感謝すると同時に、陰から支え協力してくれたクリエイターの皆さんに心から感謝いたします。

短い期間でしたが、大変充実した楽しい5日間でした。