7月6日からの「学園前アートフェスタ2019」へ向けた公募展『夏の陣』に出展しようと思っている作品のタイトルをずっと考えていました。以前つけていたタイトルはどうもしっくりこなかったので、その絵を描いていた時の心情や、何を表現しようとしていたのかを最大限に思いだし、やっとこれだというタイトルに至りました。
『静かなる煌めき』
心の深淵にある悲しみ。
それが幼い頃の体験からくるものなのか、
人であるがゆえの孤独に起因するものなのかはわからないが、
確実に存在するその悲しみは、
時に追憶の彼方に、
時に私の内にあり、
それは愛情の中にいても、
孤独の内にあっても、
また感謝を感じていても、
決して消えることはない。
しかし、同時にそこには光も存在して、
決して華やかな光ではないけれど、
その光は確実にそこにあり、
静かに煌めく。
その光が垣間見えるその瞬間を
私は描く。