光を紙面に編む

「悲しみ、苦しみ、恐怖、怒り、喜びといった様々な感情を原料として私の中で紡がれた金と銀の糸が指先から溢れ出し、それを紙面に無心で描くことで自分の我や負の感情が浄化されていく、そんな感覚を覚える。そして、自分の内なる静寂の中に確かに存在し、時に垣間見える微かな光を作品に投影してゆく。
その光は命ある私の中にある。
その光を命の煌めきと呼ぶ」


これは6月の個展「イノチノキラメキ」のフライヤーの一文です。

作品のテーマである「光」。

私の中にある光、命の煌めきは、私の生きる力なのかもしれません。生きる力、その躍動を作品に感じて頂きたい。そして、作品を通して、それが観る方の力になることを願います。