3ヶ国3都市の海外アートフェアを終えて

10月から11月にかけて開催のAffordable Art Fair stockholm、Art Market Budapest、Affordable Art Fair Amsterdamの3つの海外アートフェア に初出品し、先日5日に3つ目のアムステルダムのアートフェアが無事に終了しました。

今回は掛軸、立体、桐箱の3種類の作品を出品していましたが、3ヶ国とも桐箱作品が一番人気で、立体作品もまずまずの人気だったとのこと。桐箱作品は数年前に制作したもので、桐箱の中に平面作品を納め、時折その蓋を開けて作品を鑑賞し、また蓋をして閉まっておく、そんな一連の動作を想定して、それはあたかも大切にしまってある宝箱を開けて中にある宝物を愛でる、そんなイメージで作った作品でした。HPにも『KIRIBAKO』のページを設け、コンセプトと共に作品を掲載しいくつかの画廊にもアプローチしましたが皆反応悪く、個展などで販売しても購入してくださる方はいなかったため、落胆とともにHPからもそのページは削除しました。でも、今回SYSTEMA GALLERYさんから3つのアートフェアに出品させていただき、「細密な線の集合体の小さな絵から大きな世界を感じる」また「手にした時に、温かみを感じる」、「日本の奥ゆかしさを感じる」etc..のコメントを頂いて、一度は諦めていた作品を良いと思ってくださる方が多数いらしたことに喜びを感じています。もともと桐箱作品は外国の方に好んでいただける作品として考案したものだったので今回その機会を頂き、また作品の成約もあり今後に期待が持てる結果となりました。

最後になりましたが、三つのアートフェアにおいて、現地で対応してくださったSYSTEMA GALLERYの金原さんには心から感謝しています。